TECHNOLOGY

技術と工程

原料から製品まで一貫生産
独自の製法から高品質の製品が生まれます。

WIRE ROD(線材)

ワイヤーロッド

用途に応じた最適品質の線材を厳選

原材料である線材は、大手製鋼メーカーの線材を使用しています。インナーケーブルをはじめとする製品の品質を左右するのは、何よりもまず原料にあるという認識のもとに、用途に応じた最適品質のものを使用しています。

CHEMICAL PICKLING(洗線)

洗線ライン

次工程である一次伸線への下地処理

高炉メーカーから納入される線材はその表面に硬い酸化鉄の皮膜(スケール)が生じていますが、洗線工程においてこのスケールを除去し、線材の表面に一次伸線に適した被膜処理を施します。まずワイヤーロッドを適温の酸性浴に浸漬し、スケールを除いた後、水洗、中和し、特殊表面処理剤に浸漬して、表面に被膜を作り、乾燥させます。

CHECK(検査)

FIRST DRAWING(一次伸線)

乾式連続伸線機

最適ダイス管理とワイヤー外径の安定化

表面処理を施した線材は一次伸線で超硬合金ダイスを使用して伸線します。
この一次伸線でのダイス形状や伸線条件は当社独自のセッティングとなっており、最適化を図っております。伸線外径の長尺での安定化を実現することにより、後工程での品質の均一化に繋がります。

CHECK(検査)

PATENTING&ELECTRO PLATING(熱処理・メッキ)

パテンティング&電気メッキライン

当社独自の高い技術

炉内に線材一本に対して一本のパイプを通すことで、キズ・汚れを防止する当社独自の方式です。これらのキズ・汚れ防止策により、インラインでの電気メッキを可能にしています。

均一な高純度のメッキ

熱処理された線材をそのままインラインで電気亜鉛メッキする方式ですので、重力に影響なく亜鉛が円周上に均一に付着します。そのため次の伸線工程で、均一の抵抗でダイス内に入っていくサポートをします。

CHECK(検査)

SECOND DRAWING(二次伸線)

湿式連続伸線機

ミクロン単位までのダイス管理による伸線

伸線工程でのダイス形状や伸線条件は、パテンティングや電気メッキとともにワイヤーの性能を決定する重要なものです。独自のダイスと高性能連続伸線機によって各種用途に適したワイヤーを製造しております。また、厳しい外径管理を行うため、ダイスはミクロン単位まで指定して製造を行っております。

CHECK(検査)

STRANDING(ストランド)

ストランダー

各種ストランダーによる均一な品質のストランド

二次伸線で厳しい公差のもとに得られた素線をお客様の仕様をもとにこの工程では、主に複撚りインナーの芯ストランド・側ストランドを下層から撚り合わせます。

CHECK(検査)

CLOSING STRANDING(仕上げ撚り)

クロッサー

お客様の要求に合わせて自由自在にコントロール

出来上がったストランドは、クロッサーを使用し、インナーケーブルに撚り上げます。インナーケーブルは仕上げ撚り工程でプレフォーム、ポストフォームに施します。また、この工程では、撚り線の最終工程である為、ワイヤーの基本性能がここで大きく左右されます。その為、お客様のあらゆる要求に合わせるために、各諸条件を自由自在にコントロールし、長尺で品質を一定に保つ製品づくりをおこなっております。

FINAL INSPECTION(製品検査)

DELIVERY(納品)

製造・品質・営業が三位一体となって連携することで、合理的なフローが実現されます。その結果、スピーディーな納期対応が可能になっております。

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